三千歳(本名題:忍逢春雪解)

DAT番号
299
曲・解説順番号
3
曲名・解説タイトルよみ
ミチトセ(ホンナダイ:シノビアウハルノユキドケ)
作曲者、作詞者
作曲:二世清元梅吉、作詞:河竹黙阿弥
作曲者、作詞者よみ
サッキョク:ニセイキヨモトウメキチ、サクシ:カワタケモクアミ
解説者
鶴見誠
注記2
解説:明治14年の3月、新富座で「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)という狂言の六幕目「大口寮座敷の場」として初演。この清元が歌われている場面は雪が降る入谷の物静かな大口屋の寮である。ここで養生している三千歳を片岡直次郎が高飛びする前の最後の別れを告げるために訪れた。二人が出会うところで有名な「一日会わねば千日の…」というクドキになる。初演は、直次郎を五代目菊五郎、三千歳を岩井半四郎で、清元は四世延寿太夫、三味線は清元梅吉であった。清元は色っぽさと哀れさの両方を含ませて、悩ましくやるせなく情細やかに語るべきものである。
分類番号
koizumi102_豊後系浄瑠璃
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