ポリネシアの人の発声について

DAT番号
1607
曲・解説順番号
14
曲名・解説タイトルよみ
ポリネシアノヒトノハッセイニツイテ
解説者
小泉文夫
注記2
解説:ポリネシアの漁業をしている人たちは、遠くにいる人間に合図をしたり、呼びかけたり、叫んだりしているので、自然に声が良く通るようになり、発声法も子供の時から鍛えられている。日本人は農村社会が基盤なので、必要以上に大きな声で話をするのは、非常にみっともないことであるとされている。従って、自然と自分の声にブレーキがかかっている。しかし、日本でも、子供の時から島に育っている人や海岸に暮らす人は、大きな声で話す。特に、漁村の婦人達は、大きな声で話す。南の島々の人たちは私たちの3倍大きな声が出る。これは、人種の問題ではなく、海に暮らしているという生活環境の問題である。
分類番号
koizumi37_パプア・ニューギニア、南太平洋koizumi38_オーストラリア、ニュージーランドkoizumi85_アメリカ合衆国、カナダ
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テープ副標題
ポリネシア
録音年
1976年2月