ポリネシアの楽器について

DAT番号
1607
曲・解説順番号
8
曲名・解説タイトルよみ
ポリネシアノオンガクニツイテ
解説者
小泉文夫
注記2
解説:ラロトンガ島の人たちの細かい打楽器の刻みのテクニックは、ポリネシアの中でも際立っている。ポリネシアには、瓢箪のようなもの、割れ目太鼓を叩くなどのとても簡単な太鼓や、竹筒など手近な物を叩く例がたくさんある。ポリネシアは、世界の諸民族の中では楽器が少ない地域である。弦楽器は殆どなく、管楽器の方も、鼻笛ぐらいしかない。東南アジアのインドネシアやマレーシアのような旋律打楽器も殆どない。もっぱらリズム楽器としての打楽器が多い。それも膜を使わないで、自然に生えているものを切ってきて使うというものが多い。世界のあらゆる地域の中では、一番楽器が少ない。しかし、良い声で歌う歌や合唱が盛んであり、島々で少しづつ表情の違う同質の歌がたくさんあるということがポリネシアの全体的な特徴である。
分類番号
koizumi37_パプア・ニューギニア、南太平洋
クリックで分類地域オープンリール一覧を表示
テープ副標題
ポリネシア
録音年
1976年2月