アルゼンチン音楽の階層化、パンパの音楽について

DAT番号
1606
曲・解説順番号
10
曲名・解説タイトルよみ
アルゼンチンオンガクノカイソウカ、パンパノオンガクニツイテ
解説者
小泉文夫
注記2
解説:アルゼンチンにおいて、新しい民謡・民俗音楽の土台となった伝統はかなり複雑である。一部の地主階級の人々は、ヨーロッパのクラシックだけを音楽と考えていて、土俗音楽や都会で流行っているタンゴ等を毛嫌いするように、極端な音楽の階層化が行われている。ヨーロッパ系の音楽、半分ヨーロッパ系の要素が混じった通俗音楽、港町で流行ったポルテーニャ、土俗的なアメリカ・インディアンのもの等、多くの要素がある。その他に重要なものとして、パンパの音楽がある。農耕地帯で酪農、畜産などを行っている人々は文化の上で民族的に混じっているが、基本にあるものはヨーロッパ的なものであり、そして非常にアルゼンチンの生活に密着している。
分類番号
koizumi88_中南米(含インディオ)
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テープ副標題
南米南部
録音年
1975年9月