トルコの古典音楽について

テープ標題
民族音楽のパノラマ(7)
テープ副標題
トルコの今と昔
DAT番号
1594
曲・解説順番号
15
曲名
トルコの古典音楽について
曲名・解説タイトルよみ
トルコノコテンオンガクニツイテ
解説者
小泉文夫
注記2
解説:トルコの古典音楽は、ある程度民俗音楽を土台にはしているが、それと断絶・隔絶した面もある。現在のトルコ民族の祖先に当たる中央アジアのチュルク民族が西漸して行く中で、沢山の民族の文化を吸収して行ったが、特に彼らにとっては自分たちのものでなかった、ある種エキゾチックな音楽としてアラブ・ペルシア、またヨーロッパ的な先覚・先進的な音楽をいち早く身に着け、のみならず、政治的に被支配者のものであっても自分たちのものとして発展させ豊かにした。これがトルコの古典音楽の重要な意味である。特にオスマン帝国時代に、アラビアやペルシアの要素に基づいて、トルコ古典音楽は非常な発達を遂げ、理論的にも体系化が進み、アラビア音楽に逆輸出されるほどであった。したがってトルコの古典音楽で用いられる楽器の大部分がアラブ・ペルシア系の楽器である。
分類番号
koizumi56_トルコ
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録音年
1974年12月