チャケーの調律

DAT番号
1262_1
曲・解説順番号
3
曲名・解説タイトルよみ
チャケーノチョウリツ
演奏者
jakeh:Thong-Dee Sucharitkul
演奏者よみ
チャケー:トンディー・スジャリックル
解説者
小泉文夫、LA-IAD Herabat(ライアド・ヘラバ)
注記2
解説:(小泉)I am also interested in the demonstration of the Thai scale on the jakeh. (ライアド)Of course. And now, I'd like to show you the Thai scale on the jakeh which is different from the western standard of the international diatonic major scale. You'll see the notes of it. So I'll ask the jakeh player to perform it for you. Shall I?(小泉)この「チャケー」という楽器で、タイの音楽の一番大きな音楽的な特徴と言いましょうか、音階が七等分音階であると言われていますが、それを目で見ることができるんですね。ここにございますのが柱(フレット)で、同じ間隔にずっと並んじゃってる訳です。ですから音を一つづつ出してもらってですね、耳でもって確かめて頂きたいと思います。Would you ask her to play the each single note on the jakeh?(ライアド)On the open strings first?(小泉)Yes. (ライアド:タイ語?)(チャケー実演)これは開放弦ですね。三本あります。(ライアド:タイ語?)(チャケー実演)(小泉)Thank you. (ライアド)Yes. (小泉)And could you explain how you get this kind of tone system? (ライアド)It's very difficult to explain really. In the Thai music, since ancient time, ??? as it is. We haven't done any development to it at all.(小泉)I see. タイの音楽は昔からこうなので、どうしてと言われると、急にこんなステージで言われてもわからないという事でしょうが、今日は既にお気づきでしょうが、単なる普通の音楽会ではなく、こんなふうにざっくばらんに、漫才調でやって行きたいと思いますので、皆さんの方でも何か、特にどうしても聞きたいというご質問がございましたら、遠慮なく、手をお挙げ下さいまして、また場合によっては、どこかその辺に階段でもあれば飛び上がって頂いても結構でございますが、このタイの音楽の本当の秘密というか、タイの音楽らしさ、その響きの根源はどこかというようなことを探求して頂きたいと思います。
分類番号
koizumi33_タイ
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テープ副標題
タイと日本
録音年
1976年4月
注記1
03日(あるいは04日)、国立劇場での録音。ATPA 76。アジア伝統芸能の交流。