ポリネシア、メラネシアの発声法の特徴について

DAT番号
1216
曲・解説順番号
30
曲名・解説タイトルよみ
ポリネシア、メラネシアノハッセイホウノトクチョウニツイテ
解説者
小泉文夫
注記2
解説:発声法もさることながら、ハーモニーが力強い響きをもっている。これが東アジアの人間ならとてもこんなにいい響きにはならないだろう。これは民族的にハーモニーが特別なことであり、よほど注意しないと違う音に影響されてしまっていい響きにはならないという事情による。太平洋の人たちは賛美歌によって西洋風のハーモニーを習ったかもしれないが、伝統的に和音の感覚を持っているために賛美歌を習ってもすぐに身につけてしまうということがある。キリスト教以前からメラネシア、ポリネシアには彼ら独自のポリフォニーを持っていたという学者もおり、異なった音を合わせて響かせるということが伝統的、民族的なことにあったからこそできたものではないだろうか。
分類番号
koizumi37_パプア・ニューギニア、南太平洋koizumi926_キリスト教
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テープ副標題
南北アメリカ、大洋州
録音年
1972年6月