新村 ユンタ

DAT番号
356
曲・解説順番号
21
曲名・解説タイトルよみ
アラムラ ユンタ
演奏者
浦原啓作、他
演奏者よみ
ウラハラケイサク、ホカ
解説者
浦原啓作
注記2
『八重山ユンタ集―沖縄古謡―』72ページに「37、新村 (あらむら) ユンタ」「一、崎山 (さきやま) ぬ泊 (とぅまり) に 新村 (あらむら) ぬ 港 (みなとぅ) に/二、みじゅぬ魚 (いず) ぬ ちちゃんどぅ はだら魚 (いず) ぬ ちちゃんどぅ/三、何 (な) ゆさばどぅ 取 (とぅ) らりる 如何 (いきゃ) さばどぅ 巻 (ま) かりる/四、筑補佐 (つぃくぶざ) ぬ 企 (すぃなだ) ぬ 佐事補佐 (さずぃぶざ) ぬ 工 (たくみ) ぬ/五、陽春 (うるずぃん) ぬ まはだ麻 (ぶう) し 若夏 (ばがなつぃ) ぬ しらかい麻 (ぶう) し/六、家 (やー) ぬ妻 (とぅずぃ) んや 紡 (うま) しょうり 乙女 (みやらび) んや つぃなしょうり/七、大目網 (うふみあん) ば 好 (くぬ) みょうり 細目網 (やすみあん) ば 仕立 (すぃたとぅ) り/八、大目網 (うふみあん) や 腕 (うでぃ) に掛 (か) け 細目網 (やすみあん) や 肱 (かや) に掛 (か) け/九、みじゅぬ魚 (いず) で 巻 (ま) くだら はだら魚 (いず) で 巻 (ま) くだら/十、みじゅぬ 魚 (いず) や 巻 (ま) かるな はだら魚 (いず) や 巻 (ま) かるな/十一、乙女 (みやらび) ぬ 巻 (ま) かれる かぬしゃあまぬ 巻 (ま) かれる/十二、くまゆどぅみ 乙女 (みやらび) たちゆどぅみ かぬしゃあま/十三、くまゆどぅみ 何 (な) ゆすでぃ たちゆどぅみ 如何 (いきゃ) すでぃ/十四、今夜 (にか) ぬ事 (くとぅ) 語 (かた) らでぃ 夜中事 (ゆなかぐとぅ) 語 (かた) らでぃ」「大意/西表島の新村崎山の港に魚群が押し寄せてきた。さて、なんで捕えようかと思案していると、役人がいうには、各人の女房や乙女たちの紡いでいる麻糸で網をこしらえて捕獲せよとのことであった。その投げ網を役人が海に投げると、魚群はかからずに乙女たちが捕獲された。いったい私たちをどうなさるんですか、と乙女たちが聞くと「まあおちつけ、今晩のことを相談しよう」と役人はいう。」「解説/魚捕りにかこつけて乙女たちを捕えたのである。」と記載(小泉文夫による音階分析の書き込みあり)。
分類番号
koizumi154_八重山諸島koizumi2_北アジア、東アジア
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録音年
1970年10月