- DAT番号
- 356
- 曲・解説順番号
- 9
- 曲名・解説タイトルよみ
- ハイカジヌ ウシュラバ ユンタ
- 演奏者
- 浦原啓作、他
- 演奏者よみ
- ウラハラケイサク、ホカ
- 解説者
- 浦原啓作
- 注記2
- 『八重山ユンタ集―沖縄古謡―』54ページに「25、南風 (はいかじ) ぬ うしゅらば ユンタ」「一、南風 (はいかじ) ぬ うしゅらばよ 北 (にすぃ) ぬ畦 (あぶすぃ) ば 枕 (まくら) ばし/二、北風 (にすぃかじ) ぬ うしゅらばよ 南 (はい) ぬ畦 (あぶすぃ) ば 枕 (まくら) ばし/三、乙女 (みやらび) ぬ 出乳 (んずぃつぃ) やよ かぬしゃあまぬ すり乳 (つぃ) やよ/四、誰 (た) る誰 (た) るんどぅ 取 (とぅ) らしょるよ ぢりぢりんど揉 (む) ましょるよ/五、肝 (きむ) ば見 (み) や 取 (とぅ) らしょりよ 胸 (んに) ば見 (み) や 揉 (む) ましょりよ/六、土族 (にさい) とうらゆ とうらすぃか 八折屏風 (やぶるべえふ) ん 分 (ば) げーどぅひ/七、八折屏風 (やぶるべえふ) や 何 (な) ゆだぎ 床間 (ざとぅ) ぬ前 (まい) ぬ んな飾 (かざ) り/八、百姓 (ぶざ) とらゆ とうらすぃか 二 (ふた) がら 田 (だあ) ん 分 (ば) げーどぅひ/九、一 (ぴとぅ) がら田 (だあ) や 馬 (んま) ぬぺー 二 (ふた) がら田 (だあ) や 牛 (うすぅ) ぬぺー/十、土族 (にさい) とうらゆ とうらすぃか 親 (うや) ぬ家 (やー) どぅ 食 (ほ) い潰 (つぃぶ) すぃ」、55ページに「十一、百姓 (ぶざ) とらゆ とうらすぃか 親 (うや) ぬ家 (やー) どぅ あらつぃかすぃ」「大意/黄金の稲穂は南の風が吹くと北の畦 (あぜ) を枕にし、北の風が吹くと南の畦を枕にするほど豊作であった。乙女の熟した乳房は誰に触らせる。心の美しい男に触らせる。土族の妻になるなら八折屏風 (びょうぶ) を張り回して楽をさせるぞ、と土族の男が誘惑する。八折屏風がなんになりますか、土族の男を夫に持ったら徒食して、里の家を食いつぶします。百姓の男を夫に持ったら里の家を盛りたてます。やはり百姓の乙女は百姓がよい。」「解説/消費階級の士族への、レジスタンスをうたったのであろう。」と記載(小泉文夫による音階分析の書き込みあり)。
- 分類番号
- koizumi154_八重山諸島koizumi2_北アジア、東アジア
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- 録音年
- 1970年10月