多良間 ユンタ

DAT番号
356
曲・解説順番号
7
曲名・解説タイトルよみ
タラマ ユンタ
演奏者
浦原啓作、他
演奏者よみ
ウラハラケイサク、ホカ
解説者
浦原啓作
注記2
『八重山ユンタ集―沖縄古謡―』50ページに「23、多良間 (たらま) ユンタ」「一、多良間村 (たらまむら) みふぁだなか 乙女 (みやらび)/二、美 (あふゎ) り子 (ふゎあ) ぬ 肝 (きむ) に受 (う) け 生 (ま) れうん/三、美 (ちゅら) さすぬ 胸 (んに) に受 (う) け 生 (ま) れうん/四、何 (な) ゆさばどぅ 如何 (いきゃ) さばどぅ 取 (とぅ) り見 (み) らり/五、苦 (んが) おーなり ゆむきにゃあぬ 家 (やー) ぬ門来 (ぞうきー)/六、石垣 (ぐすこー) まぬ 積 (ちん) すいまぬ 上 (うい) から/七、足 (あし) すらし 首 (ふび) すらし 見 (み) りばどぅ/八、燈火 (とぅーるびー) ぬ 灯火 (あかろーびー) ぬ 光 (あか) りなか/九、美 (あふゎ) り子 (ふゎあ) ぬ 白 (しる) かゝんば すぃきにばし/十、美 (ちゅら) さ子 (ふゎあ) ぬ 内股 (うちむゝ) ば 枕 (まくら) ばし/十一、うり見 (み) だどぅ 肝 (きむ) ぬどぅぐ なりねーぬ/十二、彼見 (かりみ) だどぅ くまたちぬ 肝 (きむ) ねーぬ/十三、草 (ふさ) ばむし 茅 (かや) ばむし 泣 (な) き居 (う) るけ/十四、乙女 (みやらび) ぬ 才能 (さいつぃ) ちぬ 者 (むぬ) やりゃどぅ」、51ページに「十五、小便 (すぃばる) しば 大便 (ふかびり) ば なずぃきばし/十六、うら兄 (びぎ) りゃ 何 (な) ゆでから 泣 (な) き居 (う) る/十七、うら欲 (ふ) しゃで 抱 (だ) ぎ見欲 (みぶ) しゃ 泣 (な) き居 (う) る/十八、望 (ぬずみ) から 人先 (びとぅさき) どぅ あにゃおーるさ/十九、私 (ばん) ですや 人 (ぴとぅ) ぬ妻 (とぅずぃ) なりねーぬ/二十、是 (く) りですや あたろー嫁 (ゆみ) なりねーぬ/二十一、人 (ぴとぅ) ぬ妻 (とぅずぃ) あたろー嫁 (ゆみ) なりらばん/二十二、賺 (すぃか) しみゆで ゆくしみゆで あね思 (うむ) い/二十三、石 (いし) ぬ上 (うい) に 根下 (にいう) りさん 私 (ばぬ) さみ/二十四、岸 (きし) ぱにた 手下 (てぃーう) りさん 是 (く) りさみ/二十五、蛸 (たく) ぬ手 (てぃー) ぬ 八 (や) ゆ手 (てぃ) までぃ 待 (ま) ちみょうり/二十六、烏賊 (いか) ぬ手 (てぃー) ぬ 十 (とぅ) ゆ手 (てぃ) までぃ 待 (ま) ちみょうり/二十七、後 (あとぅ) やらし 私達二人 (ばがふたーるぃ) 夫婦 (みゆとぅ) どぅ」「大意/多良間の美女にぞっこん惚れこんだ同村の若者が、逢いたさ見たさにある夜彼女の家をのぞくと、すでに夫があって添寝をしていた。若者が絶望落胆して泣いているので、彼女は用便にかこつけて外に出た。事情がわかると、「それほどまでに思ってくださるのならたこの手が八つになるまで、いかの手が十になるまでお待ちください。その時夫婦になりましょう」という。」「解説/このユンタでは、男の誘惑を女の奇才で体よくことわるのである。しかし作者はたこやいかの足が八本や十本になるのは不可能としているが、たこの足は八本、いかの足は十本あるので、その点は認識不足であった。」と記載(小泉文夫による音階分析の書き込みあり)。
分類番号
koizumi154_八重山諸島koizumi2_北アジア、東アジア
クリックで分類地域オープンリール一覧を表示
録音年
1970年10月