首里津 ユンタ

DAT番号
355
曲・解説順番号
12
曲名・解説タイトルよみ
シュウリツィ ユンタ
演奏者
浦原啓作、他
演奏者よみ
ウラハラケイサク、ホカ
解説者
浦原啓作
注記2
『八重山ユンタ集―沖縄古謡―』38ページに「12、首里津 (しゅうりつぃ)  ユンタ」「一、首里津 (しゅうりつぃ) ぬ 初 (はつぃ) ぬ子 (ふわあ) 御前津 (みょうまいつぃ) ぬ とぅみぬ子 (ふわあ)/二、一人子 (びとぅりゃあふわあ) どぅ やだそうぬ たぬぎゃあ子 (ふわあ) どぅ やだそうぬ/三、余 (あま) ぬ 肝高 (きむだか) さん どぅきゃぬ 色高 (いるだか) さぬ/四、一人妻 (びとぅりゃあとぅずぃ) 求 (むとぅ) むな たぬぎゃあ嫁 (ゆみ) 求 (むとぅ) むな/五、乙女 (みやらび) ば 求 (とぅ) めー連 (さあ) り かぬしゃあまば 求 (とぅ) めー連 (さあ) り/六、西 (にすぃ) みなか 渡 (ばだ) りょうり 大手中 (うふてぃなか) 移 (うつ) りょうり/七、行 (い) きぬ三日 (みーか) ならぬけー 走 (ば) りぬ六日 (むーか) ならぬけー/八、首里 (しゅり) から 御用 (ぐゆう) しょうり 御前 (みょうまい) から 御用 (ぐゆう) しょうり/九、衣 (きん) や無 (ねー) ぬ 何 (な) ゆどぅすぃ 袖 (すでぃ) や無 (ねー) ぬ 如何 (いきゃ) どぅすぃ」、39ページに「十、衣着 (きんき) さし 乙女 (みやらび) 袖通 (すでぃぬか) し かぬしゃあま/十一、衣 (きん) ですや 立 (たてぃ) はだ 袖 (すでぃ) ですや さや総 (かし)/十二、うり着 (き) りぬ ならぬそう 袖通 (すでぃぬ) きぬ ならぬそう/十三、元 (むとぅ) ぬすぃどぅ 元 (むとぅ) ぬすぃ 子 (ふわあ) ぬ母 (ぶねー) どぅ 子 (ふわあ) ぬ母 (ぶねー)/十四、真向 (まんがあ) から 入 (い) りまけー 真正面 (ましょうみ) から 入 (い) りまけー/十五、仲 (なか) やかい 入 (い) りばしー 側 (すば) やかい 入 (い) りばしー/十六、衣着 (きんき) さし 子 (ふわあ) ぬ母 (ぶねー) 袖通 (すでぃぬか) し 元 (むとぅ) ぬすぃ」「大意/首里の貴族の落胤 (いん) である若者が、父の威光をかさに気位が高く、子どもまである本妻と別れて妾と同棲していた。そこへ首里から呼出しがあった。ところが晴着がない。妾ではどうにもならないので恥をしのんで本妻のもとへ頼みにいく。/次のとおし (とおすぃ) ではテンポが早くなって、男女の心理が克明にうたわれている。」と記載(小泉文夫による音階分析の書き込みあり)。
分類番号
koizumi154_八重山諸島koizumi2_北アジア、東アジア
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録音年
1970年10月