ラップ人の歌唱法について

DAT番号
1173_3
曲・解説順番号
60
曲名・解説タイトルよみ
ラップジンノカショウホウニツイテ
解説者
小泉文夫
注記2
解説:息がなくなれば、どこででも息をきってしまい、それからまた、息を吸い込んで、新たに歌い出す。これは、フレージングの上からいうと自然なやり方であり、アイヌと共通している。短いフレーズをたたみかけるうちに息がなくなれば、フレーズをきって新たに始めるというありのままのやり方という点でも、発声法、声の震わせ方ばかりでなく、アイヌとよく似ている。また、興味深いのは、メロディーに名前が付いていたり、性別、性格などで区別があることである。ラップ人の場合、ひとりはひとつのメロディーしか持っていないが、自分のメロディーだけでなく、家族や親戚などの他人のメロディーもよく歌う。そして、メロディーを歌うことでその人物を思い出す。
分類番号
koizumi22_極北、北アジア(含エスキモー)koizumi75_スカンディナヴィア
クリックで分類地域オープンリール一覧を表示
テープ副標題
北方
録音年
1967年4月