朝蔭 ユンタ(とうすぃ)

DAT番号
355
曲・解説順番号
15
曲名・解説タイトルよみ
アサカイ ユンタ(トウスィ)
演奏者
浦原啓作、他
演奏者よみ
ウラハラケイサク、ホカ
解説者
浦原啓作
注記2
『八重山ユンタ集―沖縄古謡―』41ページに「15、朝蔭 (あさかい) ユンタ (とうすぃ)」「一、朝蔭 (あさかい) うれ 水持 (みずぃむ) ち来 (くー) 乙女 (みやらび)/二、朝蔭 (あさかい) うれ 水持 (みずぃむ) ち来 (き)ぬ まーどぅんや/三、鍋 (なび) すぃきり 釜 (かま) すぃきり 乙女 (みやらび)/四、鍋 (なび) すぃけーぬ 釜 (かま) すぃけーぬ まーどぅんや/五、ゆつぃぬだぎ 麻 (ぶう) ばにさーし 乙女 (みやらび)/六、ゆつぃぬだぎ 麻 (ぶう) ばにさーしぬ まーどぅんや/七、膳 (じん) すぃきり 飯 (むぬ) すぃきり 乙女 (みやらび)/八、膳 (じん) すぃけーぬ 飯 (むぬ) すぃけーぬ まーどぅんや/九、薪取 (たむぬとぅ) り来 (くー) 燃木取 (もうすぃぎとぅ) り来 (くー) 乙女 (みやらび)/十、砂地道 (いのーずぃみつぃ) かにく道 (みつぃ) 行 (い) くけどぅ/十一、いぐじゃーまぬ やぐじゃーまぬ いかゆてぃ/十二、くまゆどぅみ たつぃゆどぅみ 乙女 (みやらび)/十三、くまゆどぅみ たつぃゆどぅみ 何 (な) ゆすでぃ/十四、今夜 (にか) ぬ事 (くとぅ) 夜中事 (ゆなかぐとぅ) 語 (かた) らでぃ/十五、浜木枝 (はまきゆだ) そうぎ木枝 (きゆだ) 折 (ぶ) り持 (む) ち/十六、筵 (むしる) かた 敷寝 (しきに) かた 作 (つく) りょうり/十七、腕 (うでぃ) やらい 股 (むゝ) やらい 寝 (に) んばし/十八、長男子 (ちゃくしふわあ) ん 初 (はつぃ) ぬ子 (ふわあ) ん 作 (つく) りょうり」「大意/真南乙 (まへーらつぃ)という乙女は不幸な生れで、幼少のころ両親に死別し近くに身寄りもないので遠方の親戚にもらわれていった。それが年ごろになると養父母は情け容赦もなくどれいのようにこき使った。真南乙はそれに耐えてもくもく働いていた。最後に若者と出会い夫婦となり、新しい人生を送った。」「解説/このユンタは乙女の不幸物語りをくわしくうたっている。最後には幸福な出会いをすることによって前段の悲劇が救われている。」と記載(小泉文夫による音階分析の書き込みあり)。
分類番号
koizumi154_八重山諸島koizumi2_北アジア、東アジア
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録音年
1970年10月