あろざてー ユンタ

テープ標題
ユンタ集
DAT番号
355
曲・解説順番号
8
曲名
あろざてー ユンタ
曲名・解説タイトルよみ
アロザテー ユンタ
演奏者
浦原啓作、他
演奏者よみ
ウラハラケイサク、ホカ
解説者
浦原啓作
注記2
『八重山ユンタ集―沖縄古謡―』31ページに「8、あろざてー ユンタ」「一、あろざてーぬ 乙女 (みやらび) ぬ 生 (んま) りや/二、島 (すぃま) ぬ中 (なか) 生 (ま) りだゆん 真妹 (まぶなり)/三、国 (ふん) ぬ中 (なか) 産 (すぃでぃ) だゆん 乙女 (みやらび)/四、五 (いつぃ) つぃんや 沖繩 (うきなー) までぃん 豊 (とぅゆ) まれ/五、七 (なゝ) つぃんや 御前 (みょおまい) までぃん 名 (なあ) とぅられ/六、何 (な) ゆぬ故 (ゆ) ん 如何(いきゃ)ぬ故 (ゆ) ん 豊 (とぅゆ) まりだ/七、白 (しる) さでーな 美 (かい) しゃでーな 乙女 (みやらび)/八、白 (しる) さでん 美 (かい) しゃでん あらぬそう/九、なら手 (てぃー) ぬ 手 (てぃー) ぬはなぬ 故 (ゆや) んどぅ/十、豊 (とぅゆ) みょうり 名取 (なあとぅ) れる 乙女 (みやらび)/十一、許 (ゆる) し呉 (ひい) り 隠 (かく) し呉 (ひい) り 築補佐 (つぃくぶざ)/十二、許 (ゆる) す事 (くとぅ) 隠 (かく) す事 (くとぅ) ならぬそう/十三、連 (さあ) りどぅ連 (さあ) り 行 (い) きどぅ行 (い) き 乙女 (みやらび)/十四、家 (や) ぬ門 (ぞう) から とぅんでぃから 這 (は) いちょうり/十五、いんに入 (い) り とぅすぃに乗 (ぬ) り 乙女 (みやらび)/十六、煙草 (たばぐ) ふき 煙呑 (きぶすぃぬ) み 真妹 (まぶなり)/十七、肝 (きむ) びしり 胸 (んに) びしり 乙女 (みやらび)/十八、うら御用 (ぐゆう) や 何 (な) ゆぬ故 (ゆ) ん あらぬそう/十九、沖縄 (うきなー) から 細上布 (くまじょうふ) ぬ 下 (くだ) りどぅ/二十、御前 (みょうまい) から 麻上布 (あさじょうふ) ぬ 下 (くだ) りどぅ/二十一、見本渡 (ぷんばだ) り 手型取 (てぃがたとぅ) り 真妹 (まぶなり)/二十二、私 (ばん) ですや 年少 (とぅすぃつぃな) さ ありうりどぅ/二十三、見本渡 (ぷんばだ) り 手型取 (てぃがたとぅ) り ならゆぬー/二十四、見本通 (ぷんむ) てぃ 手型通 (てぃがたむ) てぃ 仕上 (しあぎ) り」「大意/あろざてーの乙女は幼少のころから首里王庁にまでその名声がとどろいていた。美人であるためか。いやそうではない。手先が器用で機織りが優れていたからである。首里王庁から細上布を織るようにとの命令がきたので、築補佐 (役人) は乙女に命じた。乙女は「私は幼いからできません、許してください」と頼んだが、役人は「許すことはならぬ、見本どおり織るように」と命じる。」「解説/ここにも人頭税時代の役人の権力の強さがうかがえる。」と記載(小泉文夫による音階分析の書き込みあり)。
分類番号
koizumi154_八重山諸島koizumi2_北アジア、東アジア
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録音年
1970年10月