和泉流「釣狐」

DAT番号
276
曲・解説順番号
10
曲名・解説タイトルよみ
イズミリュウ、ツリギツネ
演奏者
シテ:野村万作、アド:野村万蔵
演奏者よみ
シテ:ノムラマンサク、アド:ノムラマンゾウ
注記2
解説:この狂言は数ある狂言の中でも最も位が重く、特殊な習い事や秘伝がたくさんあり、肉体的にも技術的にも充実した演技者でないとやれない大変難しい曲。叔父に化けた狐とのやりとり、人間に化けながらつい本性をちらちらのぞかせる狐、初めから終わりまですべて見所と言ってよいめずらしい大曲。あらすじ:あるところの猟師がわなを使って狐を釣るのでどんどん狐が減り始めた。これを心配した100歳にあまる古狐は猟師の叔父の白蔵主(はくぞうす)に化けて釣りをやめるよう意見をしに行く。はじめ騙されていた猟師もどうも様子がおかしいとわざと叔父の帰り道にねずみをつけたわなを捨てておいた。うまく猟師を説き伏せて慶び勇んで帰りかけた狐はわなをみつけて驚くが、ねずみをみては食べたくてたまらずさんざんにつつく。猟師はあとでこれを見てやはり叔父は狐が化けてきたものであると知る。猟師がわなを張り済まして待つとも知らず正体をあらわした狐は一歩一歩わなに近づくが・・・・。[関連資料に又三郎、一噌幸政、北野治、瀬尾乃武とのメモ書きあり。]
分類番号
koizumi061_能、狂言
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録音年
1966年3月